東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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【医学部編入】応募書類の内容を考える - 志望動機 (私の場合)

今年度の編入の試験は秋以降に延期になったのですね!

書類の提出締め切りは変更なしということで、締め切りが迫っている中、今更ですが今回は書類の内容について書きます。

何かしらお役に立てば嬉しいです。

 

形式的な話

いきなりですが、書類はみなさん手書きでしょうか?

私は、入学志願票、受験票、経歴調書は手書きで、取り組んだ研究、志望理由、卒後の展望はWordで打ったものを印刷して貼り付けました。

募集要項を見ると、入学志願票と受験票だけ「志願者が自筆で記入すること」「黒または青のボールペンで丁寧に記入すること」と書いてあって、他は「本学所定の様式を使用すること」「与えられた字数以内で記述すること」としか書いてないんです。

下書きはどうせwordで作るし、字数もwordでカウントするし、1000字も間違えずに一発で書ききる自信ないですからね…。読むほうも活字の方が読みやすいでしょう。指定様式にマス目が入っているのでちょっと気になったものの、結局マスは無視して上から貼り付けました。

本文の最後には「(○○字)」と字数を記載すれば、問題なし!のはずです。

ちなみに教授に依頼した推薦書も同様に活字で貼り付けたものが送られてきました。(名前のサインなどは手書き)

 

内容を考える

せっかく「募集要項を読み込んでみる」をやったので(リンク)、そこから何を考えて書類を作成したかを書きたいと思います。

hana-megane.hatenablog.com

 

募集要項から読み取った要点は以下のような内容でした。

  1. 研究者・医療人としての素養
  2. 人間性:幅広い教養と知識、豊かな感性、旺盛な好奇心、成熟した人格
  3. 課題解決能力:自己問題提起、情報の収集と解析
  4. リーダーシップ:社会・人類への貢献という使命感、先駆者となる
  5. 国際性:国際人の意識、世界への貢献、最先端のキャッチアップ、英語力
  6. その他:熱意、生涯勉強、コミュ力

これと、私の状況を照らし合わせて取捨していきます。

 

志望動機を考える

昔の記事で、医学部入学を決心するまでの経緯を書きました。

hana-megane.hatenablog.com

 

これを全部は書けないし、書いたとしてもまず受からないでしょう。募集要項の内容に照らして取捨選択する必要があります。

そこで、医学部を志望するきっかけになった出来事を並べて、上の1~6の”医科歯科が求めているもの”のどれにつなげられそうか考えてみました。

  • A:物理科に行ったがもともと生物学は好き ②
  • B:大学院の時に附属病院小児科と共同研究をした ③⑤
  • C:Bで医学研究の意義深さを知った ③④
  • D:就職後、医療行政・医学研究支援に携わった ④
  • E:Dで現場との距離や専門家との差を痛感した ④⑥
  • F:子供が産まれてキャリアを見つめなおした
  • G:勉強したいという思いが強くなった ⑥
  • H:たまたま医科歯科の編入募集ページにたどりついた

Hは絶対書けません(笑)他にも、現職が嫌だったとか、医者になんとなく憧れてたとか、素直な理由の中には胸に秘めといたほうが良いものがあるのが当然だと思います。秘めましょう。

Fも別に響かなそうなのでボツです。直接の理由としてはD,Eが一番大きいのですが、Bは研究内容が論文にもなっていて最大のアピールポイントなので、志望動機にも少し入れ込みたいです。Aも少し入れたい。

さらに、

  • 医者=治療ではなく、研究や、医療行政的な仕事もあるのを理解しています
  • 医科歯科は教育で評価されていることも知っています

ということも入れたい。ただし、「医学部志望の動機」であって「東京医科歯科大学志望の動機」ではないので、2点目は本当にさらっとにしたほうがよさそうです。

 

これらをまとめて、使命感推しで、熱意と勉強への意欲をアピールしました。

 

志望動機(概要)

今見返しても文章としての出来が悪いので箇条書きで失礼します…。

何をアピールしたかったかを括弧で入れています。

 

・「宇宙の真理を解明する」ことを目指して物理学科に進んだ(幅広い知識)が、様々な学問に触れる(旺盛な好奇心)中で「人と関わり人の役に立つ」ことが自分にとっての喜びであると考えるようになった(医療人)

・大学院での病院との共同研究(研究者)と、就職後の医療分野の研究支援で、人の人生に関わり、生活を支えている「医療」に携わることに大きなやりがいと責任を感じた(医療人・使命感)。もっとこの分野に貢献したいという強い思いが芽生えた(使命感・熱意)

・しかし同時に、現状の立場やスキルでの限界や、臨床現場からの距離も痛感した(熱意)

・医療の役割には、研究を通して医学の発展に貢献すること(研究)、医療をとりまく環境を社会に働きかけつつ改善ていくこと(医療行政的な仕事)、患者さんに直接向き合い支えることがあるが、私も専門家として一生をかけてこれらのことに取り組みたい(熱意・生涯勉強)

・臨床・研究・教育のいずれの評価も高い貴学で志高く勉学に励みたい(医科歯科イイネ・熱意)

 

70点ですね…。

素直に事実をベースとしつつ、何をアピールできるかも考えて書きました、ということが伝われば嬉しいです。

 

将来展望と研究内容は別記事で書きます。