東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

東京医科歯科大学医学部編入とTOEFL受験の情報を発信します。

医科歯科と東工大と一橋大と外語大

本日は、四大学連合の話です。

 

先日、医科歯科大と東工大が1つの大学として統合することを発表したところですが、じつは以前から東工大を含む他大学と医科歯科大で、大学連合が作られていました。

それが「四大学連合」です。メンバーは、東京医科歯科大学と、東京工業大学一橋大学東京外語大学です。

こちらに四大学連合のwebサイトもあります。

www.tokyo-4univ.jp

 

発足は2001年で、意外と歴史があります。

 

大学の上層部としては統合や合併などの思惑もあるのだろうなあとは思いますが、今回はそれはさておき、学部学生にどのような影響があるかを書きたいと思います。

 

他大学の講義の履修

四大学連合の学生は、設定されたいくつかのコースに参加登録することによって、特別聴講学生となり、他大学の講義を正式に履修することができます。

履修後は単位を取得することができ、要件をみたせばコース修了も認定されます。

 

良い点としては、もちろん医科歯科では受けられない講義を履修可能な点です。

たとえば

などが履修可能です。上記はごくごく一例で、各コースごとに履修可能な講義が数十科目設定されています。

その他のメリットとして、プラスの授業料などが発生しないことと、講義のある大学の図書館や食堂をふつうに利用できるようになるということもあります。

 

最大のデメリットは、履修が物理的に、そしてシステム的にハードだということです。

四大学連合とは言ってもそれぞれの大学の独立性は保たれているので、それぞれのキャンパスで、それぞれの履修システム、時間割とルールのもと、開講されています。

そのため、まず時間割を突き合わせて、移動時間を加味した上で本当に履修可能か、自分で検討する必要があります。手続きも複雑でわかりにくいです。シラバスや時間割もフォーマットがバラバラです…。

 

コロナ禍でオンライン講義が増え、移動時間の問題が解決しつつあるようですが、医科歯科生はそもそも時間割に隙間がないので他大学の講義を履修することはかなり難しいかもしれません。一方、2年生のころ、他大からの履修生を数名見かけた記憶があります。

 

面白そうな講義がたくさんあるのですが、医科歯科生が履修するには相当な計画と気合が必要そうです…。

 

勉強会など

四大学連合として主宰している勉強会のようなものがいくつかあります。

よく大学から案内がくるのが「ポストコロナ社会コンソーシアム」です。これはたぶん四大学の関係者のみ参加できるものです。

www.tokyo-4univ.jp

 

他に、四大学連合が主催しているものとして「文化講演会」があります。こちらは、関係者以外も参加できるようです。

www.tokyo-4univ.jp

 

その他、連携している他大学のシンポジウムの情報などがたまに大学から共有されます。過去のメールをちらっと見たら、

  • 世界経済の不確実性に対する欧州の主な課題(一橋大)
  • エビデンスでみるコロナ禍:ポストコロナ社会への示唆(一橋大)
  • 専門領域を超える問いの立て方を考える(外語大)

などがありました。関係者のみのものもありますが、四大学連合の学生ということで、このようなクローズドの勉強会にも参加するチャンスがあります。

 

MMAコース

医科歯科の大学院として設置されている修士課程のコースですが、他大学の教員が担当する講義もあるため、四大学連合のwebサイトに案内が掲載されています。

www.tokyo-4univ.jp

医科歯科の学部に在籍しながらMMAに入学するのはおそらく制度上難しいですが、教務係から聴講生としての登録を募集する案内がきていました。興味があれば、入学後、聴講生として講義を聞くことは可能です。平日の夜18:00-21:00頃の開催で、しかも今はオンラインが主体なので、参加しやすいです。

医療経済や制度・政策には興味があるので、聴講したいなあといつも思うのですが、平日の夜は子供がいるとなかなか難しく…残念。オンラインになったのでアーカイブ動画を学内で公開してくれたら嬉しいのですが。

MMAは学士があれば応募できるはずなので、医科歯科編入を考えている方で学士を持っている方は、一度チェックしてみるのもオススメです。1年で終了するコースもあるので、時間的余裕があるなら、編入へのステップとしていいかもしれません。