東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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医科歯科の編入試験は大学入試より就活に近い

前回は医科歯科の編入対策するならまず英語!という記事を書きました。

今回は、医科歯科の編入試験について個人的な感想(?)をつらつら書きたいと思います。

 

以前ご紹介したように、医学部に入ろうと思ったら一般と編入の2つの方法ががあります。編入試験の内容は大学によって様々ですが、医科歯科は2018年度から

  • TOEFL足切り
  • 書類
  • 筆記(ほぼ英語)
  • 面接×3(集団、集団、個人)

というセットになりました。

数ある医学部編入試験の中では、筆記試験が相当軽いと思います。とはいえ、書類や面接は何をどう評価しているかがはっきりとはわからないし、経歴は急には変えられないので、まずはとにかく英語から手をつけるべし、というのが前回の話でした。

 

ところでこのセットの入試を実際に受けてみて感じたことは「なんか就活っぽい」ということです。

 

「就活っぽい」ところ

就活も履歴や志望動機を書いた書類を出して、たいてい筆記試験があって、そして面接があります。筆記試験の成績が良い方が印象が良いのは間違いないですが、逆に、単純に筆記試験の成績順に合格するというものでもないです。

医学部の一般入試にはふつう面接がありますが、合否はほぼ筆記で決まりますよね。他の大学の編入試験は受けていないのでわかりませんが、複数科目の筆記が課されているなら、筆記がそれなりの重さで評価されるのではないでしょうか。

医科歯科の編入はこれらとは別物です。書類や面接が筆記と同等かそれ以上に重視されていると思われます。

合格基準を明確に客観的に示しにくいところが就活(お見合い)っぽいのです。募集側と応募側の行間の読み合い、人と人とのやりとり、フィーリング、相性、といった要素がそこには存在します。

 

それでも筆記試験対策が大事なわけ

筆記試験だけは正解/不正解が明確で、今この瞬間からでも対策が可能です。だから、繰り返しになりますが、医科歯科の編入試験を受けることを決めたなら四の五の言わずにまず筆記対策をやるべきです。

最終的には筆記だけで決まることはなくても、2次試験へ進むために、当然1次試験の成績は重要でしょう。

 

点数化できないところの攻防

大事なのに対策が難しいのが書類と面接ですね。しかしもちろん何もできないわけではないです。このモヤモヤした部分に対して私がとっていた方針は

  • 募集要項(とくに求める人物像)を読みこんで分析する
  • 相手の求めているポイントをアピールする
  • ウソをつかない

です。就活の時もおんなじでした。

特に気を付けたのはひとりよがりにならないことです。いくら自分で「これは自慢できる」と思う特技や経験があっても、相手が「それは別に求めてないんだけど…」と思ったら、無意味どころかマイナスになる可能性があります。これが単純なようで、結構難しいです。

この辺は別途詳しく書きます。

 

迷うなら受けるべし

大学は企業ほどバリエーションに富んではいないと思うので、どこが自分に合っているのか、と悩むよりとにかくできるだけ多く受けてチャンスを増やすべきだと思います。

医科歯科の編入試験は筆記が軽めで不確定要素が多いですが、それはすなわち、だれにでも可能性があるということです。迷ったら受けるべきだと思います。私が医学部編入専門塾の講師だったら、とりあえず受けてみなよ、と言っちゃいますTOEFL足切りスコアに届かないという場合を除いては…)

 

 

初めに予告したとおり思ったことをつらつらと書いてしまいました。

次回は筆記の対策になりそうなツールとかをご紹介しようと思っていたのですが、上で少し触れた書類・面接対策の方が大事な気がしてきたので、先にそっちを書こうと思います。