筆記試験の問題を記事にしているうちに、当時のことを思い出したので記録しておこうと思います。
問題はこちら↓
問題1
問題2
試験開始まで
私が受験した年は59人が医科歯科の編入に応募していました。このうち21人が面接に進みました。
試験番号はおそらく願書を出した順かと思います。なぜなら、私が後ろから2番目だったからです(いろいろやらかしてTOEFLがギリギリになって出願締め切り日に滑り込んだのでした…)。私より後ろに1人いたことに驚きました。
ざっと見たところ、大学生と思われる若い受験生が多かったです。明らかに私より年上と思われる人はほとんどいなかったような…。
そして、黒い地に、黄緑色に蛍光標識された何かの写真が載った表紙の、東大「生命科学」の教科書を持っている人があっちにもこっちにもいました。あ、東大生が多いな、とこの時に思ったのを覚えています。
試験の内容が変わって1年目だったので、みんな何を勉強すべきか定まらず、それぞれ色々な教科書を見ていました。蓋を開けてみたら英語だったわけですが…。
試験開始
前の記事で書いた問題の内容を見ていただくとわかるのですが、1問目の文章が長い。2問目は何やら実験結果が示されている。ジャンルは1問目が放射線、2問目が脳なので、私のバックグランド的には少し有利かも?と思いながらとりあえずざざっと全体に目を通して、本文を読まなくても解けるもの(半減期の計算とか)を先に書きました。
次に頭から目を通したのですが、これが少し失敗でした。試験時間が90分なのでとりあえず45分は問題1をやろうと思ったのですが、私の英語力では時間がかかってしまって、50分を少し超えてしまいました。しかもあまり自信がない…。
そして2問目を読み始めて「ああ、明らかにこっちが解きやすい」と思ったのでした。英文自体は短いし、内容はロジカルなので、英語力よりもグラフや図を見慣れていることが重要なように感じました。見慣れない単語はあるものの、実験結果自体はさほど複雑ではなくて、こちらは最後の問題以外はほぼ書けました。
最後の1問はもう結論からすれば英文読まずとも言いたいことは明らかだったのですが、時間がなさ過ぎて、すごく汚い字で少しだけしかかけずに時間切れでした。
問題2から解けば良かった…と少しガッカリしました。
試験終了後
解答用紙が列の後ろから回収されていきました。私は後ろから2番目に座っていたので早々に回収されて、自分の前に座っている人たちの解答用紙が回収されていく様子を後ろから眺めていました。
実は、問題2の解答用紙が回収されていくときに「面接いけるかも…」と思ってしまったのです!なぜなら、試験官がひらりひらりと持ち上げていく問題2の解答用紙が、最後まで埋められているひとはほとんどいない様子だったのです。それどころか、白紙に近い人もちらほら…。
59人のうちの7,8人分が見えただけですが、2次に進むには上位1/3に入れば良いわけで、筆記の手応え的には可能性ありかも、とこの時思ったのでした。
退席指示後の試験会場は悲喜こもごもでした。私は知り合いもいないのでそそくさと帰りましたが、大学の友達とか予備校の友達と思われる集団でおしゃべりしている人も結構いました。
つぶやき
実際の自分の得点や、全体の得点分布、合格ライン、点数配分などはわかりませんが、問題1をぼちぼち書いて、問題2はそこそこ解けた、で面接に行けたという報告でした。
問題2を解答しきれない人が多いようでしたが、特別難しい内容だったとは思えないので、単純に時間配分に失敗してしまったパターンかなと思います。
これから受験の方も、実力を出し切れるように、頑張ってください!