東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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東京医科歯科大 医学科4年生のプロセメ 研究室の思い出その2

本記事では、プロセメ中に研究室に所属することでわかった、大学教授のすごさと、大変さについて書きたいと思います。

正確には准教授や講師など様々なポジションの先生がいらっしゃいますが、ここでは研究を主宰する、いわゆるPI(Principal Investigator)の先生たちをまとめて「教授」と書くことにします。

 

教授のお仕事「臨床・研究・教育」

よく、「大学医学部の教授は臨床・研究・教育を全部しなければいけない(から大変)」などと言われます。これが本当であることを目の当たりにしました。

 

私がお世話になった先生のひとりは、3年生と4年生とで講義をうけたことのある先生でした。つまり、学部生の授業をいくつか受け持っているということです。

まあまあベテランの先生で、ラボでは複数の大学院生を指導しています。毎週のミーティングに加えて、ベンチで実際に先生が手を動かしながら実験について指導してくれることもありました。

さらに、ご自身で実験もしていました。もちろん研究補助員さんに実験の一部や細胞培養を依頼することも多いのですが、隙あらばラボに来て何やかや実験していました。

さらにさらに、病棟では患者さんを受け持っていて、「今日は難しい告知が重なって、大変だった…」とげっそりしながらミーティングに現れたこともありました。

 

どの部分をとってもプロで(講義がわかりやすかったかについてはノーコメントですが笑)、大学教授ってほんとうに臨床・研究・教育を全部やるんだ、というのを目の当たりにしました。体がいくつあっても、脳がいくつあっても、足りなそうで…ただただ尊敬です。

プロセメがおわるころご挨拶に行って少しお話したとき、「研究をして臨床に立つと、また見える世界が違って面白いよ」と仰っていたのが印象的でした。

 

大学教授はもうからない!…らしい

身も蓋もない話ですが…。

A教授いわく「稼ぎたいなら大学に来ない方がよい。大学で働くなら、その使命と意義を理解して、そこに価値を見出せる人じゃないと続かない」

B教授いわく「一番稼いだのは、研修医でバイトしまくってた時だったな~!今より年収良かった(笑)」

そういうことだそうです…。あれだけ大変なのに?

もっと待遇を良くしないと、優秀な人がどんどん離れて行ってしまう気がします。今後の政策に期待…。

 

 

教授はすごいですね…。将来大学病院で働くこと自体は選択肢にありますが、やっていけるのか、あまり自信がないです…。出世を望まなければよいのかな…。

 

 

次回は、医学部の研究室っぽい!と感じた思い出を書きます。