東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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【医学部編入】面接試験の情報(東京医科歯科大2020年度)

今年受験のみなさん、1次試験お疲れさまでした!

実は試験開始前に会場の前を通りかかって、何人かと目が合って、この中にブログ記事を読んでくれた方がいるかもしれない…とひとりで勝手にドキドキしていました。

 

さて、1つ下の学年に編入した方から、なんと2020年度の筆記試験問題とグループ面接1の課題用紙をいただけました!

今年の筆記はもう終わったので、筆記試験問題についてはのちほど書くとして、まずは面接のことを書きたいと思います。

 

2020年度グループ面接1

形式

2019年度と同じ

課題用紙が配られて、そのあとディスカッションという流れです。

課題

ディスカッションのテーマは、外国出生の結核患者への医療提供に関する課題と、対応策について。

課題用紙には

  • 結核の予防、治療、患者数、死亡数についての情報
  • 訪日外国人、外国人労働者の人数推移
  • 外国生まれの結核患者数の推移
  • 外国人結核患者に対するの診断と治療の現状
  • 表:新規登録結核患者における外国出生患者数の年次推移
  • 表:2017年新規登録結核患者の国外出生国上位5か国
  • 図:年齢階級別新登録患者中の外国出生者の割合

が記載されています。

(※大学側が面接の課題を公開していないので全文を載せるのは避けました。図表が気になる方は出典の「東京都における結核の概況, 2017」をご参照ください)

 

同じテーマは出ないと思いますが参考までにもう少し具体的な内容を記載すると、

  • 結核は慢性感染症で、BCG接種で予防可能、6か月の服薬で治療可能である
  • 訪日外国人、外国人労働者は増えているし今後も増える
  • 結核患者数に占める外国出生患者数は増加している
  • 診断と治療は外国人患者にも感染症法に基づき行われるが、治療中断の割合が高い
  • 東京都では患者と同じ言語や文化の支援員を用意するなどの工夫を行っている
  • 患者出生国上位5か国は中国と東南アジアの国々
  • 年齢階級別には30代以下の若年者層で外国人の割合が高い

で、はじめにもどりますが、「外国人が急増することをふまえ、外国出生の結核患者へ医療を提供することに関わる課題を検討し、対応策について議論」せよというのが課題です。

 

グループ面接2

形式

2019年度と同じ(おそらく)

課題

2019年度と同じ(大学時代に学んだことのプレゼン)

 

個人面接

面接官が15人くらいと、とても多かったそうです。

質問をしたい面接官が挙手をして、司会の先生が「どうぞ」と促して、それから質問が来る、という形式だったようで…独特…。

2019年度は面接官5, 6名だったのでだいぶ違います。医科歯科側もまだ迷っているのでしょう。2020以降も形式・内容が多少変わっている可能性はあります。

 

その他

お話を聞いた感じでは、私が受験した2019とおおむね同じ流れのようでした。面接1のディスカッションも、丁寧に情報が与えられているのでテーマ自体のやりにくさはさほどないように思います。やることも、事前準備で自分の考えを整理する→ディスカッションでまず課題を整理する→対応を議論してまとめる、でほとんど同じです。

 

情報をくれた編入の後輩さんと雑談していて共感したのは、

  • 同じグループで、この人は受かりそうだな、と思った人はやっぱり合格した
  • 「あっそれは言わない方が…」と思うようなことをつい口走ってしまった人はやっぱりダメだった

ということです。

目立つ素晴らしい回答をすることよりも、墓穴を掘らないようにすることの方が大事なのかもしれません。

 

おしゃべりが楽しくて、細かいことを聞き忘れてしまいました…。また新しい情報があれば追記していきます。

面接は対策が難しいですが、自己紹介など準備できるものはしていくと精神的にラクだと思います。今年受験の方、引き続き頑張ってください!