東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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受験プランを練る 番外編:心配事を考えて詰める(私のケース)

ほんとうは人事とのやりとりの思い出を書こうと思っていたのですが、前回に引き続き変更です。その前にまず、受験プランを練ったときの思い出を書かないと、うまく伝わらないなと思ったのです。

というわけで唐突に懐かしの受検プランを練るシリーズの番外編として、ちょっと細かなことを書きたいと思います。受験そのものとは直接関係ないのですが、私にとってはどれも大事なことでした。時系列的にはその2、その3と前後してしまって申し訳ないです。

毎度のことながら、子持ち社会人の1例ということであまり一般的ではないかもしれませんが、どこかのどなたかの参考になりますように。

 

当時の状況

受験を決心した時、社会人5年目、育休中の夏でした。子供は0歳。

配属のタイミング的に、育休明けは元の部署に戻るのではなく、新たな部署への異動になることが決まっていました。

前に書いた通り、はじめに私が描いた受験プランは、こうです。

  • 一般入試1:医科歯科のみ
  • 編入試験1:みおくり TOEFL受験しておく
  • 一般入試2:医科歯科+私立3校
  • 編入試験2:医科歯科(この年度から入試が変わると勘違い)

で実際がこちらです

  • 一般入試1:医科歯科 →不合格
  • 勘違いに気づきあわててTOEFL受験
  • 編入試験1:医科歯科 →合格

書くたびに情けない勘違いですが事実なので仕方なし…。

このプランを決める前に、受験以外の部分で考えていたことがあります。

 

時間割、法律、就業規定、保活資料とのにらめっこ

医学部を受けたい、と思ってから、私の頭に浮かんだ心配事が3つあります。

1つ目、育休中に受験していいのか?

2つ目、保活はどうなる?

3つ目、子どももうひとり、は実現可能か?

受験とは直接関係のないこれらの心配事を解決しないと決心に至れなくて、家族に言う前にひとりで調べていました。

大学の時間割や、育児休業の関連法、職場の規定、区の入園のしおりを読み、いろいろな合格時期のパターンに対して、どのタイミングで何をどうすべきか、整理していきました。

 

結論としてはこうです。

 

1つ目:育休中に受験していいのか?

これはグレーでした。受験がダメという決まりはないです。

育児休業の目的に照らせば当然、仕事に戻ることが前提なので、1回目の一般入試に受かってそのまま復職せずに退職というのはよろしくないし、私もそれはしたくないと思いました。

そこで、受験前に全て人事に話して相談することに決めました。予定を早めて年度内に復職し、もし1回目の一般入試で合格したら年度末で退職、というのが最速のプランです。

この件について、私は人事に猛烈に感謝しているので、次回はそのあたりのことを書きたいなと思っているのです。

 

2つ目:保活はどうなる?

これがかなり頭の痛い問題でした。

子ども0歳、復職するにしても学生になるにしても保育園探しが必須です。申請時点では、はたして来年度私は社会人なのか学生なのか、定まっていませんでした。区のルールでは社会人であるほうが保活上は有利ですし、実際入学するまでは社会人として申請するしかありません。

ところが、区の認可保育園在園中に社会人から学生になると優先度が下がって、せっかく決まった保育園から出ていかなければならない可能性があるのです。ルールなので仕方ないですが恐ろしすぎます。でも、認可に申請しないで他の保育園に入れる補償もない。

こればっかりはどうしようもなく、認可も認証もその他の小規模保育なども、調べて申請しまくるしか方法がありませんでした。だいたい認可とか認証とか何?というところからだったので結構骨がおれました。

結局、はじめは認証に入れて(大変だった)学生になってから認可保育園に移り、その後も在園できています。うちが認可に入れたということは、フルタイム共働きのご家庭はほぼ落選しなかったのではないかと思います。保育園が増えてきて本当にありがたいです。

 

3つ目:子どももうひとり、は実現可能か?

別にもうひとりほしいと決めていたわけではないのですが、いざそう思ったときに私が学生であるということが足かせになるのは嫌だなと思ったので、いろいろ考えました。

このとき見つめていたのは時間割です。

2年生は解剖実習があるので(対策は徹底されているものの)ホルマリンのそばで妊婦というのは嫌だなと…。3年生は基本的に座学なので、妊婦でもいけそう。初期研修のときに3歳以上になっているのが理想…。

などなど、自分の年齢とも照らしながらいろいろ考えた結果、タイミングによっては実現可能だなと思えたので(自分の中で)解決しました。

医学部もその先も忙しいですからね…。学部生からストレートで再入学・編入する場合でも、初期研修のときには28, 29歳くらいになるので、なんとなく1回人生プランを描いてみるのは悪くないと思います。

 

つぶやき

勉強とは関係のないところで最初の1か月はもんもんと悩んでいました。もちろんこの他にも、本当に医師という選択でいいのか、医師として何がしたいのか、ダメだったとき仕事のモチベーションを保てるか、等々あらゆることを自問自答していました。

この期間が結構しんどかったので、すべて自分の中でクリアになったあとはとてもスッキリした気持ちで、もうこの道しかないと思えました。

こうやって色々事前に考えておいたから余計な悩みなく勉強に集中できたんだよなあ、と振り返りたかったのですが、一般入試は落ちたし、編入の試験内容が変更されるタイミングは間違えてるし、TOEFLはドタバタ受験になってしまったし、結局反省のほうが多いのでした…。