東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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TOEFL:Readingの目標スコア「25」はひたすらそっくり問題を解く!

(注:私がご紹介できるのはあくまで非帰国子女が「1か月で初TOEFLスコア90狙う勉強法」の例なので、ご了承ください。)

 

本題に入る前に、Reading Sectionについて基本的なことの確認です。

  • TOEFL iBTの最初のセクション
  • 54分で3つのパッセージが基本
  • 72分で4つのパッセージの時は1つがダミー問題
  • 1パッセージあたり10問
  • アカデミックな内容

(↑2019年8月の改定を反映しています)

 

 

目標スコア

TOEFLでスコア90狙うにあたって、Readingセクションはぜひとも稼ぎどころにしたいものです。
TOEFLのReadingの内容はアカデミックな内容で、一見とっつきにくいですが、単語さえなんとかなれば実はロジカルで読みやすい文章です。自分の得意分野からの出題ならラッキーで、本文をナナメ読みできるときもあります。
トータルスコア90狙うならReadingの目標スコアは 25/30以上 です。いけます。
 

レーニング方法

結論から言いうと、そっくり問題を繰り返し解く、これに尽きます。

なぜならば、形式が決まっているからです。TOEFLに限らず、形式の決まっている試験の対策は、そっくり問題一択です(過去問も有用)。これが最も効率よく形式に慣れ、頻出Wordsに触れ、弱点を知り克服する方法だからです。

そして、そのようなトレーニングができるサイトがあります。前回ご紹介した中国TPOです。
hana-megane.hatenablog.com

 このサイトの「阅读」の「顺序练习」(←なんて読むかは全くわかりません)ではNo.16-No.49までの全33回×各3Passage=99 Passage分の問題を解くことができます。最高!

今年8月の改定で1Passageあたりの小問数が減ったので完全に”そっくり”ではなくなってしまいましたが、それでも使う価値はあると思います。無料ですしね…。

 

内容に慣れる 

Readingの内容はアカデミックです。と言っても、論文レベルでは全くなく、前提知識の無い人が読めるレベルです。口語表現もなく、比喩や心情描写も会話もほぼなく、ロジカルで読みやすい文書だと思います。

ジャンルとしては、生物、天文、地理、歴史、考古学などがメインで、心理学や美術などもありうるようです。

これも99 Passageも読めば慣れます。もし不安があって、時間的余裕があるなら、National Geographicの記事などはレベル的にも内容的にもオススメです。

(と言いつつ私は+αに手を出す余裕はなかったのですが…)

www.nationalgeographic.com

そっくり問題の良いところは、過去問ではないので、似たような話題がほんとうに出る可能性があるということです。アカデミックな内容の場合、知っている内容だと相当有利です。

巣の中で菌を「栽培」してそれを餌としているアリがいます。TPOの問題だったか本番だったか(そしてReadingだったかほかのセクションだったかも)忘れてしまいましたが、このアリがテーマの問題が出たとき、私は単純に「もともとこのアリのことを知っていた」という理由だけで、大勝利でした。

ふだんからいろいろなジャンルの話題に(日本語でもよいので)敏感になっておくと、思わぬラッキーがあるかもしれません。

 

単語に慣れる

世の中にはTOEFL向けの単語本がいっぱいあります。「ただ覚える」作業が苦痛でなくて得意な人は、単語本を詰め込めば完了なのでそれでOKです。これができる人は本当にうらやましいです。

しかし私は「ただの暗記」が苦手です。なので、単語本は使っていません。かわりに使ったのは、やはり「そっくり問題」です。文章を読み、全体のストーリーの中で単語を覚えました(エピソード記憶の方が得意なので)。そうすることで、同時に出てきたいろいろな単語と、出てきた内容自体を関連付けて覚えられました。

例えば、"Ancient Coastlines" というpassageの段落1つ読んだだけでcoastline(海岸線)、archaeology (考古学)、medieval(中世の)、erodes the cliffs(崖を浸食する)、silt(泥)、などなどの語句とともに、フランス・ブルターニュ地方のstone circleが水没しかかっていて、イギリス・イーストヨークシャーの中世の村は海に沈んだことが学べます。私はこの勉強スタイルがお得感があって好きでした。

(出典:中国TPO Reading No.49 Passage1)

 

1問を使い倒す

そっくり問題を解くときに、〇×だけつけて点数やスコアに一喜一憂して、というのはもったいなさすぎます。徹底的に「なぜ解けなかったのか」を追及し、分析してこそのトレーニングです。

分析することで、効率的な克服法が見えてきます。単語さえわかれば解けたのか、読む速さが足りないのか、全体的な流れをつかむのが苦手なのか、苦手なジャンルがあるのか、苦手なquestionがあるのか。

時間がないときほど、1問解いてどれだけ成長できるかが勝負になってきます。

ちなみに私はもっぱら「苦手なジャンルがある」でした。自然科学系は得意で、歴史系が苦手だったので、苦手ジャンルを中心にトレーニングしました。

 

まとめ

  • Readingは25点を目指す
  • そっくり問題でひたすらトレーニングする

2行でまとまってしまうほど内容が薄かったです。

Readingで手ごたえがあると、続く残りのセクションも精神的にも楽なので、ぜひ高得点をゲットしてください!