東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

東京医科歯科大学医学部編入とTOEFL受験の情報を発信します。

【医学部編入】グループ面接2の詳細(東京医科歯科大2019年度)

グループ面接2は、グループ面接1と同じメンバー&同じ面接官で行いました。

 

「大学時代に学んだこと」というテーマで、1人ずつ発表するよう、控室で説明がありました。

プレゼン 6分

質疑応答 6分

こちらも面接官は基本横で見ていて、質疑応答まで含めてグループメンバーのみで行います。

控室で5~10分の準備時間がありました。

大学以降の取り組みを含めてもOKだが、大学時代のことには必ず触れること、ということを言われました。

 

ポイント

私が考えるポイントはこちらです。

  • 事前に発表内容の骨子と時間配分をきっちり考える
  • わかりやすさに重点を置く(専門用語を連発しない)
  • グループメンバーは蹴落とすのではなく協力し合う
  • 質問の中でさりげなくアピールできるよう頑張る

それぞれについて、詳細とともに以下説明します。

振り返ってみると、質疑がカギだったかなと思います。

 

詳細

別記事で書きますが、KALS生にとっては想定通りの内容だったようです。私はKALS生ではなく、面接内容までの情報を持ち合わせていなかったので、当日内容を知った形でした。

「大学時代に学んだこと」なので別に研究以外の内容でも良いとは思いますが、少なくともうちのグループは全員が卒論、修論、博論の内容がメインでした。学部生の人でサークル活動について少し触れた人もいたように記憶しています。

 

発表について

私は学部と大学院で専門を変えたので、その両方について話しました。制限時間が短いので迷いましたが、それがもっともアピールになると考えたからです。理由はいくつかありますが、

  • 物理学→脳科学という経歴が珍しいので印象に残ると思った
  • 願書には大学院の研究(脳科学)しか書けなかったので、物理もちゃんとやっていたことをアピールしたかった
  • 専門を変更した理由についてはきちんと説明する自信があった
  • 物理の研究については一般向けに説明したことがあったので問題なさそうだった
  • グループメンバーの専門分野を考えると脳科学の話を入れたほうが質疑が活発になりそうだと思った

こんなところです。

 

とはいえ、賭けでした。結果としてはやはり時間がきつく、70点くらいの出来でしょうか…。でも質疑に入るには十分な内容を話せたので、なんとかなりました。

逆に、発表の時点で厳しいな、と思うパターンは

  • 時間配分が甘くて途中で終了してしまった
  • 本人が自分の研究内容(結果)に対してネガティブ
  • 専門用語連発で理解できない

これは聞いている側としては質問しにくいので質疑が盛り上がりにくいです。

 

発表で重要なのは、当たり前ですが聞き手に理解してもらうことなので、時間内に全体像を話しきることと、やたら難しい言葉を使わないこと、この2点が大切だと思います。質疑が盛り上がれば成功!

 

質疑について

グループ面接2の内容を予め予想していればきっちり準備ができてしまうので、発表だけで差をつけるのは正直難しいです。よっぽどプレゼンが上手な人は別ですが、どちらかというと、マイナスにならないように気を付けるのが発表パートだと思います。
一方、質疑はその場のアドリブになりますので、差がつきやすいのではないかと思います。
まず、発表内容とズレた内容の質問をしたり、質問とズレた回答をするのは当然NG度が高いと思われますので十分気を付けてください。

質問側としては、発表を聞きながら質問ポイントをどんどんメモして、できれば3つ4つ質問を用意したいところです。

その中で

  • 発表を発展的に深堀りするもの(いわゆる良い質問)
  • 自分の専門ならではの視点からのもの(質問とみせかけたアピール)
  • 時間がなくて発表者が端折っただろうなと思うところ(思いやり)

などを選んでいくといいと思います。逆に

  • 論点の弱いところを厳しく責めるもの
  • 発表者が答えられないことが予想されるもの
  • 内容を否定するようなもの

はできれば避けたいところです。私が面接官なら自己顕示欲の塊みたいな質問や意地悪な質問は印象がよくないです。きっと場の空気も悪くなります。自分の発表が後なら、仕返しにあうかもしれません。自分と同じ専門の人がいて、論の展開が甘いと突っ込みたくなるかもしれませんが、ほどほどに…!

ほんとうによく理解できなかったところを素朴に質問するのはアリだと思います。

私は、上記の要領で数個ずつ質問を用意しておいて、他の質問者の様子を見ながら質問を選んでいきました。面接官をうならせる鋭い質問はできなかったかもしれませんが、発表者を助けるような質問はいくつかできたと思います。毎回手を挙げましたが、時間の関係もあって1発表につき質問者3人ぐらいまでが限界で、毎回質問できたわけではないです。

全然質問しないと何の印象にも残りません。多少無茶でも頑張ってガンガン手をあげてみてください!

 

発表者側は来た質問に答えるだけなので対策はあまりありませんが、

  • 簡潔かつわかりやすく答える
  • それまであまり質問できていない人を優先する

を意識すると良いと思います。余裕があれば

  • 発表内容にあえて「つっこみどころ」を作っておいて、想定通りの質疑を展開する
  • 他の発表者のときに質問がうまいなと思った人を当てる
という手もあります。
 

結論

グループ全体の雰囲気は結構大事です。助け合ってみんなで合格するくらいの気持ちで!(実際、合格者5名のうち2名、3名がそれぞれ同じグループでした)

事前に準備しておけば明らかに有利です。今年も同じ内容だったら、ラッキーですね!

もしグループ面接2が違う内容でも、研究内容を整理しておくことは個人面接で役立つはずです。

 

頑張ってください!