前回は、医学部編入にたどりつくまでの紆余曲折について書きました。
今回は、編入試験を受けよう、と思ってからのことを少し。
編入試験受けよう、と決めたのはいいのですが、家族がいるので、自分の一存では決められないと思いました。
学生になれば当然収入がなくなって支出が増えます。2年次編入だと卒業まで最短で5年間です。仮にこれまでの年収が500万円として、これから年間100万円の学費がかかるとすると、500×5 + 100×5 = 3000万円のマイナスです。
卒業しても、研修の間は多忙でしょう。今の職場はホワイトなのでワークライフバランスも良いですが、医師になれば今よりは確実に忙しいでしょう。
家族の負担が増えるのは目に見えていました。家族と過ごす時間が減るだろうことも予想されました。今の職場に不満があるわけではなく、このままでもそれはそれで幸せだろうとも思いました。
絶対にこの選択を後悔しない、とまずは自分自身が納得できるまで、ありとあらゆることを想定してもう一度考えよう、と決めてから1か月は自問自答を繰り返したと思います。それでもやっぱり、医学部に行きたいと思えたので、満を持して家族に相談しました。
私がごちゃごちゃ考えていたのと対照的に、家族全員、ひとことの不安も口にせずに賛成&応援してくれました。これには精神的にとても救われました。同時に、半端なことはできないなと、気が引き締まりました。
そして私の受験生活が始まりました。
社会人だったり、結婚していたり、子供がいたりすると、会社や家族にも影響が出ますから、なかなか決心できないこともあるかと思います。周りから諸手を挙げて賛成してもらえないこともきっとありますよね。
それでも挑戦するんだ、と自信持って言えるくらいまで、とことん自問自答することだと思います。面接でも堂々と話せますし、受験中も入学してからもモチベーションが保てます。何より、自分が後悔しません。
と、こんな感じで始まった受験生活で、最初にしたことは、受験プランを練ることです。
というわけで、次回は受験プランについて書きます!