東京医科歯科大学(東京科学大学(仮))医学部編入とTOEFL受験

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医学生のノート事情

更新が予定より大幅に遅れてしまいました。たくさん更新するぞ!と言った矢先に不甲斐ないです。

言い訳をすると、コロナ陽性となり寝込んでおりました…。今回なかなか回復せずきつかったです。みなさん体調は大丈夫ですか。第8波が始まったようでまた感染者数が増えてきていますね。

今回、親子ともども熱が出て発熱外来に行くのもしんどかったので「ファストドクター」で往診を頼んでしまいました!その場で抗原検査もしてくれるし薬もくれるし、便利。ありがたかったです。

 

さて本題です。

医学生の授業のノートのとり方(特にiPadの利用)はどうされてるのかが気になります」

という質問をいただいたので、私のまわりの人々の様子をお知らせします。

 

講義資料は95%デジタル

講義では、資料のほとんどがPPTを元にしたPDFで配布されます。そのPDFは、webclassという大学のwebプラットフォーム上にアップロードされています。学生はログインして、各自資料をダウンロードして、講義に臨むというスタイルが基本です。

 

必然的に、学生は全員ノートパソコンまたはiPadを持っていて、授業中はその資料を閲覧します。印刷して持ってきている人は見たことがありません。

 

ごくまれに、資料がデジタルでなく印刷物で配布されることがありますが、ごくまれです。

 

ノートは?

iPadか、タブレットPCを持っていて、資料に直接メモを書き込んでいる人が多いです。

医学部の講義は「板書をとる」タイプのものではないので、講義中に強調されたところや、資料にない補足などを書きこんでいくのが、一番効率よいのです。

オンライン講義が中心になってからはZOOMの画面と資料を同時に開く必要が出てきたので、PCとiPadの2台使いも多いのではないかと思います。

 

ただ、各講義の資料+書き込んだメモという形だと、復習するのには適していません。

そこで、どうするか?これは2タイプに分かれます。

 

ひとつは、自分で「まとめノート」を作るタイプ。こちらは完全デジタル派と、まとめは手書き派に分かれます。どちらかというとデジタル派が多いように思います。

 

もうひとつは、シケプリ頼み派です。前にどこかの記事で書きましたが、各講義には「シケタイ」が割り振られていて、要点をまとめた「シケプリ」が作られることになっています。シケプリをまとめノート替わりにすると労力はゼロなのでとても効率が良いです。ただ、あくまで担当学生が作ったものなので、長すぎたり短すぎたり間違っていることもなくはないです。

 

病棟実習は?

病棟実習では、手書き派がぐっと増えました。だいたいみんなポケットにメモとペンを入れて、いつでもメモできるようにしています。

タブレットやPCを持ち歩くのは煩わしいですし、患者さんの前ではメモの方が開きやすい場合もあります。

 

ただ、スマホで調べ物をすることはよくあります。病棟スタッフに配布されている端末がiPhoneなので(学生はPHSですが…)、病棟でスマホを見ていても悪目立ちすることはありません。疾患の詳細、薬剤、解剖、なんでもググればすぐ情報が出てくるので便利な時代です。

 

完全デジタル派もたまに見かけます。多くの医学生が頼りにしているメディックメディア社の「Q-Assist」「Question Bank」「病気がみえる」「イヤーノート」などにはデジタルコンテンツがあります。これらを全てタブレットにおさめて、調べたり書き込んだりしながらフル活用できると、強そうです。

iPad miniを白衣のポケットに入れているドクターもたまに見かけます。

 

私の場合

私はiPadを持っていないので、PCだけでどうにかしています。

タブレットPCなので、授業中は資料に直接書き込んで、試験前はシケプリをベースにスライドを見直して、自分でシケプリにつけ足したりするのが精いっぱいです。まとめノートを別途作るような時間の余裕はとてもありません…!

 

4年生の終わりにあるCBTという試験に向けて、オンラインの問題集で勉強していたときは、覚えていなかったことや解説で大事だと思ったことをOneNoteに切り張りしてまとめていました。が!本番は控室にデジタル端末持ち込み禁止だったので、最低限だけ印刷してもっていくことになりました…。

 

病棟実習ではもっぱら手書きメモです。調べ物はiPhoneで。

最近は、実習中のメモや調べたことをデジタルにおこしてまとめるように努力しています。

 

つぶやき

私が1回目の大学生だった10年前は、PCこそ持っていましたが、板書をノートに書き写すスタイルが基本でした。数物系だったからかもしれないです。先生が大量の数式をデジタルで打つのも面倒だし、学生は手を動かして式を追ってなんぼなところがありますからね…もしかして、数式を大量に書くような学科では今でも板書が主流だったりするのでしょうか?

 

対して、医学の勉強は図も多いし情報も多いし、とても板書はしていられないです。

iPadがあると何かと便利そうなのですが、パソコンがWindowsなこともあって、導入するかどうか悩み中です…。